こんにちは、品質管理の笹野です。
この記事は私が監修いたしました。
長持ちする防水工事のポイントをお伝えします!
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大規模修繕岡山は岡山市北区、南区、中区、東区、倉敷市、都窪郡、赤磐市を中心に高品質&低価格な修繕計画をご提案する、マンション・アパート・倉庫などのオーナー様に向けた外壁塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。
こんにちは、品質管理の笹野です。
この記事は私が監修いたしました。
長持ちする防水工事のポイントをお伝えします!
岡山も梅雨入りしましたね。雨の日が続く…「うちのマンションは大丈夫だろうか?」と防水面が気になったことはありませんか。
「屋上防水の種類や耐用年数が知りたい」「できるだけ長持ちする防水工事を選びたい」そんな風にお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。
本記事では、屋上防水の主要な工法の種類、それぞれの耐用年数、施工方法の違い、そして防水性能を長く保つポイントまで詳しく解説します。
この記事を読むことで、大規模修繕やメンテナンス計画を立てるうえで必要な屋上防水の基礎知識が身につき、どの工法を選ぶべきかの判断材料が得られます。
この記事は、大規模建築物の維持管理に携わる方、マンション管理組合の役員様、企業オーナー様にぜひ読んでいただきたい内容です。
屋上は建物の中でも最も雨風や紫外線の影響を受けやすい場所です。そのため、適切な防水工事を施すことで、雨漏りや建物内部への浸水を防ぐことが大切です。屋上防水にはいくつかの工法があり、建物の構造や使用環境、予算に応じて最適な方法を選ぶ必要があります。ここでは、代表的な3つの防水工法について詳しく解説します。
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。液体の状態で塗るため、凹凸のある複雑な屋上形状にも柔軟に対応できるのが大きな特徴です。また、継ぎ目のない一体化した防水層ができるため、水の侵入をしっかりと防ぎます。
耐久年数は10~12年程度で、定期的なメンテナンスを行うことでさらに長持ちさせることも可能です。施工費用も比較的抑えられるため、コストパフォーマンスに優れており、戸建住宅やマンションなど幅広い建物で採用されています。
ただし、施工中の天候に影響を受けやすく、雨天時の工事は避ける必要があります。また、職人の技術によって仕上がりに差が出ることもあるため、信頼できる業者選びが重要です。
シート防水は、防水性能のあるシート(塩化ビニールや合成ゴム)を屋上に敷設し、接着または機械的に固定する工法です。工場で製造された防水シートを使用するため、品質が安定しており、工期も比較的短いのが特徴です。
塩ビシートは紫外線や熱に強く、屋上の表面温度の上昇を抑える効果も期待できます。一方、ゴムシートは柔軟性が高く、地震などで建物が揺れた場合でも追従性に優れた耐久力を発揮します。
耐久年数は10〜15年程度とされており、ウレタン防水よりも若干長持ちする傾向があります。ただし、下地の状態によってはシートがうまく密着しない場合もあるため、事前の点検や下地調整が重要です。また、複雑な形状の屋上には不向きなこともあります。
アスファルト防水は、アスファルトを含浸・コーティングしたルーフィングシートを複数層重ねて貼り付ける工法で、古くから用いられている信頼性の高い防水手法です。特に大型建築物や高層ビルの屋上など、長期耐久性が求められる現場で多く採用されています。
「熱工法」と呼ばれる施工方法では、アスファルトを溶かしながらシートを貼るため、強固な防水層が形成されます。その分、火を使う危険性があるため、専門の職人による慎重な作業が必要です。
耐久年数は15~20年と非常に長く、防水性能も高いため、メンテナンスの頻度を減らしたい施設などに向いています。しかし、施工に時間がかかり、費用もやや高めとなる傾向があります。また、施工時の臭いや煙が発生するため、近隣への配慮も必要となります。
防水工事の耐用年数は、材料の種類、施工品質、定期的なメンテナンスにより大きく左右されます。
目安を把握しておくことで、建物の資産価値を守る適切なタイミングで修繕計画を立てられます。
以下は主要な防水工法とその耐用年数の比較です。
また、上記はあくまで目安であり、紫外線の強さや積雪量など、地域環境によっても変動します。
防水層の劣化は、いくつかの視覚的・物理的な変化として現れます。以下のようなサインが見られる場合は、早めの点検や補修を検討する必要があります。
・ひび割れや膨れ
ウレタン防水やアスファルト防水でよく見られるのが、表面に現れるひび割れや膨れです。ひび割れからは雨水が侵入する恐れがあり、膨れは内部に湿気がたまっているサインです。
・色あせやチョーキング
防水層の表面が白っぽくなったり、粉を吹いたようになる現象は「チョーキング現象」と呼ばれます。これは紫外線による劣化が進行している証拠です。
・コケやカビの発生
屋上にコケやカビが発生している場合、防水層の撥水性が低下し、水分がとどまりやすくなっている状態です。見た目の問題だけでなく、防水層の劣化を促進する原因にもなります。
・接着部分の浮きやめくれ
シート防水では、端部や継ぎ目部分が浮いてきたり、はがれてくるケースがあります。このような状態は雨水の侵入経路となり、放置は厳禁です。
・雨漏りや室内のシミ
最も深刻な劣化のサインが、室内への雨漏りです。天井のシミや水滴の発生は、防水層がすでに機能していない状態を示しています。このような症状が出てからでは、工事費用も大きくなりがちです。
屋上防水のメンテナンスは、「予防保全」の考え方が非常に重要です。目に見える劣化が出る前に、適切なタイミングで点検・補修を行うことで、費用を抑えつつ建物を長持ちさせることができます。
また、主な防水工法ごとのメンテナンス時期の目安をまとめました。
防水工法 | 一般的な耐用年数 | メンテナンス目安 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 約10~12年 | 7~10年目で点検・再塗装推奨 |
シート防水(塩ビ・ゴム) | 約10~15年 | 8~12年目でシートの交換または重ね張り推奨 |
アスファルト防水 | 約15~20年 | 10年目で点検、15年を超えたら改修推奨 |
※あくまで目安であり、実際の使用環境や気候条件により前後します。
また、以下のようなタイミングでも点検をおすすめします。
台風や豪雨の後
大規模地震の後
改修から5年以上経過している
定期点検を長期間実施していない
実際の現場でも、軽度のひび割れから徐々に雨水が侵入し、最終的には大規模な修繕工事が必要となった事例もあります。このような事態を防ぐには、「劣化してから」ではなく「劣化する前に」動くことが大切です。
屋上防水は、ただ施工すればよいというものではありません。防水性能をできるだけ長く保つためには、使用する材料や工法だけでなく、施工の質やその後の維持管理、点検の仕組みまで含めた総合的な対策が必要です。
ここでは、実際の現場での失敗例や成功例をふまえ、「長持ちする防水工事」のために押さえておきたい重要なポイントをご紹介します。
防水工事で最初に考えるべきことは、その建物の構造や立地環境、使用条件に応じた適切な工法の選定です。
同じ「防水」といっても、住宅とビル、木造と鉄筋コンクリート、陸屋根と勾配屋根では、適する防水工法が異なります。以下は選定時に考慮すべき代表的な要素です。
◎ 建物の構造や使い方に合わせる
鉄筋コンクリート造の屋上(陸屋根) → 「アスファルト防水」や「ウレタン防水」など、耐久性と密着性を重視した工法が適しています。
複雑な形状の屋根 → ウレタン防水のような塗膜工法が向いています。
屋上緑化や太陽光パネルを設置している場合 → 圧着型のシート防水など、施工後のメンテナンスを想定した工法が必要です。
◎ 立地・気候条件を考慮する
日差しが強い地域(西日本・瀬戸内など) → 紫外線に強い塩ビシート防水や遮熱性能のあるトップコートを併用。
積雪や寒冷地(山間部など) → 伸縮性に優れたゴムシート防水や、温度変化に強いアスファルト防水が適しています。
◎ ライフサイクルコストの視点も大切
初期費用が多少高くても、耐用年数が長くメンテナンス回数が少ない工法を選ぶことで、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いケースも多いです。将来の補修やリフォーム計画も見据えて選びましょう。
施工後の定期点検は必須です。
3年〜5年ごとの点検を行い、劣化が見られた場合は部分補修やトップコートの再塗装で対応可能です。
大規模修繕岡山では、施工後のアフターフォローにも力を入れており、多くの企業様にご好評いただいております。
屋上防水にはウレタン防水、シート防水、アスファルト防水などがあり、それぞれにメリットと耐用年数があります。
建物の構造や使用状況に合わせた最適な工法の選定と、施工後の定期点検が、長持ち防水の最大のポイントです。
適切なタイミングでの大規模修繕を行うことで、建物の資産価値を守ることができます。
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