雨漏りを防ぐ防水工事|マンションと倉庫で異なるポイント

大規模修繕の豆知識 2025.07.04 (Fri) 更新

 

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こんにちは、品質管理の笹野です。

この記事は私が監修いたしました。

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 「マンションや倉庫での雨漏り防止、防水工事って具体的にどう違うの?」「建物の種類によって工事内容に差が出るのか知りたい」と思ったことはありませんか? この記事では、マンションと倉庫で異なる防水工事のポイントや施工方法、工事にかかる費用や注意点まで、実体験に基づいて詳しく解説します。  マンションオーナー様や工場・倉庫など大規模物件を所有するオーナーにとって役立つ内容です。ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

 

1. マンションと倉庫で防水工事が異なる理由

防水工事は、建物の構造や使用目的によって求められる性能や施工方法が大きく変わります。とくに、マンションと倉庫では設計思想や利用環境が異なるため、それぞれに適した防水対策を講じる必要があります。

防水工事は「どこに、どのように、何を目的として施工するのか」が非常に重要です。住環境を守るためのマンションと、製品や設備を保護するための倉庫では、防水工事の設計や工法の選定に大きな差が生じるのは当然のことです。ここでは、その違いを構造と雨漏りリスクの面から具体的に見ていきます。

1-1. 建物構造と用途の違い

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マンションは、主に鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)で建てられ、多層階の居住スペースが整然と区画されています。居住者の快適性と安全性を確保することが最優先されるため、共用部だけでなく、専有部の雨漏りにも非常に敏感に対応する必要があります。

そのため、バルコニーや屋上、共用廊下といった部位には、耐久性と柔軟性を両立した防水仕様が求められます。また、建物全体の定期修繕サイクルに基づいて計画的に防水工事を実施するケースが多く、複数業者や住民との調整も必要になるため、施工計画の緻密さが問われます。

一方、倉庫は物品の保管や物流拠点として使われる建物であり、構造は軽量鉄骨造やプレハブ系、折板屋根など、コストと施工スピードを重視した設計が主流です。屋根や外壁は金属素材が多く用いられており、雨風にさらされやすく、紫外線や熱伸縮の影響を受けやすいという特徴があります。

また、居住スペースではない分、室内の温熱環境や気密性の確保にはそれほど重点が置かれていないことも多く、「防水」よりも「止水」的な考え方が先行しやすい傾向にあります。したがって、施工箇所や材料の選び方も、マンションとはまったく異なります。

1-2. 雨漏りリスクの発生しやすい箇所

屋上 ボルトキャップ建物の種類によって、雨漏りが発生しやすいポイントも異なります。

マンションの場合、特に雨漏りリスクが高いのは、屋上、バルコニー、共用廊下、外階段、排水溝周り、窓枠・サッシ周辺です。これらの部位はコンクリートのひび割れや防水層の劣化によって水の侵入経路となりやすく、住民からのクレームに直結するため、早期発見・早期対応が求められます。

一方、倉庫で雨漏りが多く見られるのは、折板屋根のジョイント部、天窓や換気口周辺、排水ドレン、そして壁と屋根の取り合い部分です。金属屋根の継ぎ目やボルト周りは、経年劣化や熱膨張によって隙間が生じやすく、そこから雨水が侵入することがよくあります。

このように、マンションと倉庫では「どこが弱点になるのか」が根本的に異なります。だからこそ、現場ごとに最適な施工計画を立て、雨漏りリスクを未然に防ぐことが重要です。

2. 防水工事の種類と適応範囲

建物の種類や立地条件、築年数、現状の劣化状況によって、防水工事に採用すべき工法は大きく異なります。マンションと倉庫では、防水に求められる性能も異なるため、「どの防水工法を選ぶか」が成功のカギを握ります。

ここでは、実際に現場でよく採用されている代表的な防水工法と、それぞれのメリット・デメリット、そして建物の特性に合わせた適応範囲を詳しく解説します。

2-1. マンションに多い防水工法

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マンションでは、主に以下の3つの防水工法が多く採用されています。

① ウレタン塗膜防水
ウレタン防水は、液状の材料を塗布し、硬化させて防水膜を形成する工法です。形状が複雑な屋上やバルコニー、立ち上がりの多い共用廊下にも対応できる柔軟性の高い工法で、継ぎ目がなく、一体化した防水層を作ることが可能です。

特に改修工事では既存の防水層を撤去せずに重ね塗りできる「通気緩衝工法」が多用され、下地の湿気も逃がせるため、長寿命化に繋がります。施工後の見た目も美しく、評価の高い工法です。

② シート防水(塩ビ・ゴム系)
既製の防水シートを接着剤や機械固定で貼り付ける工法です。特に塩ビシートは耐候性・耐久性に優れており、10~15年の耐用年数が見込めます。施工も比較的早く、工期の短縮にも貢献します。

注意点は、シートの接合部や立ち上がり部での密着不良。しっかりとした下地処理と熟練した施工技術が必要です。

③ アスファルト防水
トーチバーナーで加熱溶融しながらシートを重ね貼りしていく工法で、非常に強靭な防水層を形成できます。マンションの屋上や大規模ビルに今なお多く採用されており、防水性能と耐久性は抜群です。

ただし、施工時に火気を使用するため安全管理が重要であり、煙や臭いが出る点も考慮が必要です。近隣への配慮も含めて、工事計画段階からの丁寧な説明が求められます。

2-2. 倉庫に適した防水工法

倉庫の場合、防水工事の対象となるのは主に「金属屋根」と「壁面の継ぎ目」です。構造がシンプルな分、適応される防水工法も異なり、次のような工法が多く使われます。

① 塩ビシート防水(機械固定工法)
広い屋根面積を持つ倉庫において、軽量かつ耐久性のある塩ビシート防水は最適です。下地に直接密着させず、金具などで機械的に固定するため、下地の動きにも追従しやすく、温度変化の大きい金属屋根にも対応できます。

② 金属屋根重ね葺き(カバー工法)
既存の折板屋根の上から新しい屋根材を重ねる工法です。断熱材を挟んで重ねることで防水性だけでなく断熱性も向上し、工場や倉庫の省エネ対策にも貢献します。

この工法は撤去が不要なため、工期短縮とコスト削減が可能で、稼働中の倉庫でも工事がしやすいのが大きなメリットです。遮熱塗料を併用すれば、夏場の熱ごもり対策としても効果を発揮します。

③ シーリング・部分補修工事
倉庫では局所的な漏水が多く、全面的な工事を行わなくてもシーリング補修で対応できるケースがあります。継ぎ目やボルト周りに専用の高耐候性シーリング材を使用することで、防水性を復活させることができます。

ただし、応急処置的な施工では再発のリスクが高まるため、下地の状態や雨水の侵入経路をしっかり特定したうえで、適切な方法を選定することが重要です。

3. 防水工事における注意点と成功のコツ

防水工事を成功させるには、材料や工法だけでなく、「いつ・誰が・どのように」施工するかが重要です。現場経験から見えてきた、失敗しないための注意点と成功のためのヒントをご紹介します。

3-1. 適切な施工時期の見極め

防水工事にとって、施工時期の判断は非常に重要です。気温や湿度が施工品質に大きく影響を与えるため、春や秋などの気候が安定した季節が適しています。

3-2. トラブル事例と対策

実際の現場では、想定外のトラブルも起こり得ます。ある倉庫では、屋根のジョイント部から雨漏りが発生。原因は古くなったシーリングの劣化でした。

調査の結果、複数箇所で類似の劣化が見つかり、シーリング材の打ち替えと部分的な金属カバーの追加施工を実施。結果として、全面的な雨漏りを防止できました。

このように、小さな劣化を見逃さず、早期に対応することが長持ちする防水の秘訣です。

4. まとめ

マンションと倉庫では、建物の構造や用途が異なるため、防水工事の考え方や適した工法も変わってきます。それぞれの特徴をしっかり理解し、適切な時期・工法・施工業者を選ぶことが、雨漏りを未然に防ぐ最大のポイントです。

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