台風前の屋根点検ポイント|工場・倉庫の修繕につながる備え

大規模修繕の豆知識 2025.07.11 (Fri) 更新

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代表の中村・品質管理の笹野

こんにちは、品質管理の笹野です。

この記事は私が監修いたしました。

台風前に屋根チェックをおすすめします!

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岡山県でも近年、台風による被害が増加しており、工場や倉庫など大規模物件のオーナー様から「屋根の点検って台風前に必要?」「いつ点検すればいいの?」といったご相談を多くいただきます。

この記事では、台風前に必要な屋根点検の具体的なチェックポイントと、放置した際のリスクについて詳しくご紹介します。

この記事を読むことで、台風による被害を未然に防ぐための備えが分かり、長期的にコストを抑える修繕計画も立てやすくなります。

特に工場や倉庫など、業務に直結する大規模施設を所有されている企業のご担当者様や管理会社の方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

 

1. 台風前の屋根点検が必要な理由

大規模 台風前の屋根点検ポイント|工場・倉庫の修繕につながる備え

工場や倉庫などの大規模施設において、屋根は建物全体を守る「盾」のような役割を担っています。特に岡山のように近年台風の通過が増えている地域では、屋根の損傷が一気に広がるリスクが高まっています。強風や豪雨によって屋根材が飛ばされたり、破損が原因で雨漏りが起きたりすると、事業活動に直接的な影響を及ぼす可能性があります。

屋根の点検を台風前に行うことは、単なるメンテナンスではなく、「事業継続のための保険」ともいえる対策です。早めの点検で見つかった軽微な不具合を修繕しておけば、台風による被害を最小限に抑えることができ、被害発生後の緊急対応に追われるリスクを避けられます。点検を怠れば、その後の修繕費用が膨れ上がるだけでなく、業務停止や取引先への信頼低下といった二次的被害につながる可能性もあります。

1-1. 屋根材の飛散リスクと事業への影響

工場や倉庫で使用される金属屋根やスレート屋根は、長年の風雨にさらされることで、固定具のゆるみや素材そのものの劣化が進みます。その状態で台風を迎えると、強風によって屋根材が浮き上がり、最悪の場合は飛散してしまいます。

このような事態は、屋根の浮きやひび割れを事前に発見しておけば、防げるものです。定期点検で屋根材の状態を確認し、必要に応じて補修しておくことが、従業員の安全確保と事業継続の両立に直結します。

1-2. 放置した屋根劣化が引き起こす二次被害

屋根の破損や老朽化をそのまま放置してしまうと、台風時に雨水が建物内に浸入するリスクが一気に高まります。一見問題がなさそうでも、わずかなひび割れや継ぎ目のズレが、台風による強風や雨で一気に拡大し、漏水に発展するケースが後を絶ちません。

漏水が発生すると、断熱材や天井の石膏ボードが水を含んで腐食し、そこからカビが発生します。倉庫内でカビが広がれば、保管している製品の品質にも悪影響が出るうえ、清掃・復旧作業にも多大なコストと時間を要します。また、濡れた床が原因で作業員が転倒するなど、労災事故のリスクも生まれます。

さらに、水分を含んだ天井材が重みに耐えきれず、落下する事例もあります。これは単なる建物の被害にとどまらず、人命にもかかわる重大な事故につながりかねません。

こうした二次被害は、台風前の屋根点検と簡単な補修によって確実に防げるものです。「まだ大丈夫だろう」という油断が、大きな損失を招くこともあるのです。

2. 工場・倉庫の屋根でよくある劣化症状

大規模 台風前の屋根点検ポイント|工場・倉庫の修繕につながる備え

工場や倉庫などの大規模建築物では、屋根の面積が広いため、日常的に屋根全体を確認するのは難しいという声が多く寄せられます。しかし、広い屋根だからこそ、一部の劣化が広範囲に被害を及ぼす危険もあります。特に岡山市周辺では、夏の高温と冬の寒暖差、さらに台風や豪雨などによる気候の影響を受けやすいため、劣化の進行も早まりがちです。

工場・倉庫で多く使用されている折板屋根やスレート屋根には、それぞれ特有の劣化症状があります。以下で代表的なパターンをご紹介します。

2-1. 折板屋根のサビ・ボルト緩み

折板屋根は、金属製の屋根材を山型に折り曲げた構造で、耐風性・耐荷重性に優れており、多くの工場や倉庫で採用されています。しかし、表面の塗装が劣化してくると、雨水や湿気により徐々にサビが発生し、サビが進行することで屋根材の強度が落ちてしまいます。

特に問題となるのが、屋根を固定しているボルトの緩みや腐食です。屋根上の熱膨張と収縮、風による揺れなどでボルトが少しずつ動き、経年で緩んでしまいます。台風の強風時には、こうした緩んだボルトが一気に飛ばされ、屋根材そのものを引き剥がしてしまうリスクがあります。

また、ボルトの劣化により雨水がボルト穴から浸入すると、屋根裏の鋼材や断熱材が腐食するケースも多く報告されています。こうした問題は早期点検と定期的な再塗装、防錆処理で防ぐことが可能です。

2-2. 波型スレート屋根の割れ・ズレ

波型スレート屋根は、軽量で施工性に優れていることから、昭和後期から平成初期にかけて多くの工場や倉庫に使用されてきました。ただし、スレート材はアスベストを含むものもあり、現在では修繕にも専門的な知識と資格が求められます。

スレート屋根の最大の特徴は、経年とともに素材が乾燥・硬化し、非常にもろくなることです。10年以上が経過したスレート屋根では、人が乗るだけでも割れてしまうケースがあり、台風のような強風にさらされると、簡単に破損する可能性があります。

また、スレートのズレも深刻です。風や地震などによる振動で少しずつずれたスレートの隙間から雨水が入り込み、屋根下地が腐食したり、鉄骨部分にサビが広がったりすることがあります。

加えて、スレート材には表面の防水性能が劣化すると苔や藻が付着しやすくなります。これにより、さらに水分を含みやすくなり、劣化が進行する悪循環に陥るのです。

3. 台風前に確認すべき屋根点検ポイント

台風による屋根トラブルの多くは、事前の点検で防げるものばかりです。現在では、ドローンや赤外線カメラといった最新技術を使った非接触型の点検も普及し、より安全かつ効率的に屋根全体をチェックできるようになっています。

とはいえ、基本は人の目と手による“アナログな確認”が要。特に大規模施設では、屋根のどこか一部分でも見落としがあると、被害が大きくなるリスクがあります。ここでは、主な点検項目とその確認方法を以下の表で紹介します。

 

点検項目 確認内容 主な異常のサイン 対応の目安
屋根材の固定状態 屋根材が浮いていないか、釘やビスが抜けかけていないかを手で押して確認 浮き、釘の抜け、金具のゆるみ 台風前に緊急補修を行う
屋根表面の劣化 サビやひび割れ、塗膜の剥がれを目視で確認 サビの広がり、ひび、白華(チョーキング) 再塗装または部分張り替え
防水シートの状態 屋根材の下にあるルーフィングのめくれ・劣化をチェック(可能なら部分開口) めくれ、破れ、水たまり跡 防水層の再施工
ボルト・金具の緩み 折板屋根のボルトをスパナ等で軽く回して緩みの有無を確認 手で簡単に回る、ボルト脱落 増し締めまたは交換
雨樋・排水口の詰まり ゴミや枯葉の堆積、雨水の流れを確認 泥の塊、水の逆流、排水不良 清掃・詰まり除去
排水部の傾き・変形 水平器や水流で勾配を確認。水がうまく流れるかを点検 水が溜まる、樋が歪む 勾配調整または補修

このような点検項目は、屋根に上がらないと確認できないものも多いため、点検時は必ず安全対策を施した上で実施する必要があります。また、作業員が屋根上を移動できないほど老朽化している場合は、ドローンや赤外線カメラなどの非接触点検に切り替える判断も重要です。

3-1. 屋根材の固定状態・劣化の有無

屋根材の固定が甘くなっていると、台風による風圧で一気に飛散し、大事故につながります。特に築15年以上が経過した建物では、金具の腐食や釘の抜け、屋根材の変形などが起きているケースが多く見られます。

屋根の点検では、手のひらで屋根材を軽く押しながら「グラつき」がないかをチェック。目視でサビやひび割れが見つかった場合は、できるだけ早く補修する必要があります。小さなヒビや浮きも、風圧が加わると一気に割れてしまう可能性があるため注意が必要です。

3-2. 雨樋・排水部の詰まりと傾き

屋根点検の際に見落とされやすいのが、雨樋や排水部です。台風時に雨水がスムーズに排水されないと、屋根全体に水が滞留し、最悪の場合は室内に漏水が発生します。さらに、重みに耐えきれず雨樋が破損し、落下するケースもあります。

特に落ち葉や砂ぼこりが溜まりやすい立地では、定期的な清掃が不可欠です。雨樋の傾きも、水平器を使ってチェックし、水がスムーズに流れていない箇所は早めの修正が必要です。

4. まとめ

台風前の屋根点検は、工場や倉庫の安全と事業継続に不可欠です。屋根材の固定状態や劣化、雨樋の詰まりを早期に発見し補修することで、飛散や漏水といった被害を防げます。

屋根の種類や設置環境によって劣化の仕方も異なるため、プロの診断と定期的な点検が欠かせません。ドローン点検や防水工事の併用など、最新の工法もぜひ活用していきましょう。

 

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